一級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問27 (学科2(環境・設備) 問7)
問題文
照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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一級建築士試験 令和8年(2026年) 問27(学科2(環境・設備) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 配光曲線は、光源の各方向に対する輝度の分布を示すものである。
- 照明光の演色は、光源の分光分布による影響を受ける。
- 視対象を正確に認識するための明視要件の一つに、視対象と背景の輝度の対比を大きくすることがあげられる。
- 照明率は、光源から出た全光束のうち、視作業面に到達する光束の割合である。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当なのは、「配光曲線は、光源の各方向に対する輝度の分布を示すものである。」です。
配光曲線は、光源や照明器具から出る光が、どの方向にどれくらいの強さで出ているかを光度で表したものです。「輝度の分布」を示すものではありません。
照明では、「光度」「輝度」「光束」など、似ているようで意味の異なる言葉を区別することが大切です。
この記述は不適当です。
配光曲線は、光源や照明器具から出る光について、方向ごとの光度の分布を曲線で表したものです。
光度は、ある方向にどれくらい強く光が出ているかを表します。
一方、輝度は、光源や物の表面などが、ある方向から見たときにどれくらい明るく見えるかを表す量です。
したがって、「輝度の分布」ではなく、「光度の分布」とするのが適切です。
この記述は適当です。
演色とは、照明によって物の色がどのように見えるかという性質です。
光にはさまざまな波長が含まれており、光源によって、それぞれの波長の光をどの程度含んでいるかが異なります。この波長ごとの光の強さの分布を分光分布といいます。
分光分布が異なると、同じ物を照らしても色の見え方が変わるため、演色は光源の分光分布の影響を受けます。
この記述は適当です。
物を見分けやすくするためには、見ようとする物と、その背景との違いがはっきりしていることが重要です。
たとえば、白い紙に黒い文字が書かれていると、文字と背景の明るさの差が大きいため、文字を認識しやすくなります。
このような視対象と背景との輝度の差や対比を適切に確保することは、物を正確に見るための重要な条件です。
この記述は適当です。
照明率は、光源から出た全光束に対して、机の上などの作業に必要な面へ実際に届く光束の割合を表します。
光源から出た光のすべてが作業面に届くわけではありません。天井や壁に向かったり、照明器具の中で失われたりする光もあります。
そのため、照明率は、照明設備によって作業面をどの程度効率よく照らせているかを考えるときに使われます。
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02
この問題は、照明計画における基本的諸量や特性に関する正確な知識が問われています。
×
配光曲線とは、光源や照明器具から放射される光の「光度(または光束)」の空間的な広がり(各方向に対する光度の分布)を図示したものです。表面の明るさを表す「輝度」の分布を示すものではないです。
〇
演色性とは、照明によって照し出された物体の色の見え方に与える光源の性質のことです。光源に含まれる光の波長の成分(分光分布)によって、ものの色の見え方が大きく左右されるため、演色は光源の分光分布による影響を受けます。
〇
ものを見やすくするための条件(明視要件)には、大きさ、時間、輝度、そして視対象とその背景の明るさの差(輝度対比・コントラスト)があります。対比を大きくすることで、視対象をよりはっきりと認識しやすくなります。
〇
照明率とは、照明器具から発せられた全光束のうち、目的とする作業面(机上など)に実際に届いた光束の割合(作業面到達光束 ÷ 光源全光束)を表す数値であり、室の形状や内装の反射率などに影響されます。
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