一級建築士 過去問
解説あり

試験最新情報

令和8年度(2026年) 学科試験日(予想)
2026年7月26日(日)

試験日まで、214

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一級建築士について

一級建築士とは

一級建築士は、建築物の設計や工事監理を行う国家資格です。
二級建築士や木造建築士よりも扱える建物の範囲が広く、超高層ビルや大型商業施設、病院、学校なども含めて、建物の用途や規模に制限なく担当できます。

一級建築士の仕事内容

〈設計業務〉
・意匠設計
 建物の見た目や使いやすさ、部屋の配置、動線(人の動きやすさ)などを考えて、図面にまとめます。

・構造設計
 地震や風、雪の重さなどに耐えられる骨組みを計算し、安全な構造になるように設計します。

・設備設計
 空調(冷暖房)、給排水、電気設備、防災設備など、建物の中を快適で安全に保つための設備を計画します。

〈工事監理業務〉
・工事が設計図や仕様書どおりに行われているかを確認し、品質・安全・工期をチェックします。
・現場で設計と違う点があれば指摘し、必要に応じて設計者や施工者と調整します。

一級建築士の役割

一級建築士は、個人住宅から大規模マンション、オフィスビル、公共施設まで、ほとんどすべての建物の設計や工事監理を担うことができます。
建物の用途や延べ面積、階数などによる制限がなく、社会インフラとして重要な建物を任されることも多いため、建物の安全性・快適性・景観への配慮を総合的に考える役割があります。

一級建築士になるためには

<資格取得までの流れ>

ステップ内容
1

建築系の学校で指定科目を修了して卒業、または二級建築士・

建築設備士の資格を取得するなどして受験資格を得る

2一級建築士試験(学科の試験・設計製図の試験)に合格する
3建築実務の経験年数を満たす
4免許登録を申請する
5一級建築士免許証明書(免許)の交付を受ける

<ポイント>

・試験を受ける段階では、多くの場合「実務経験は不要」です。
 大学・短大・高専・専修学校などで国土交通大臣が指定した建築に関する科目を修了して卒業した人、または二級建築士・建築設備士の資格を持つ人は、実務経験がなくても一級建築士試験を受験できます。

・ただし、試験に合格したあと「免許登録」をする際には、一定期間の建築実務経験が必要です。
 必要な実務経験年数は、卒業した学校の種類や修得した単位数などによって変わり、おおむね2〜4年程度が目安です。

・建築系の学歴や二級建築士・建築設備士の資格がない場合でも、建築実務経験がおおむね7年以上あれば、実務経験だけで受験資格を得られる制度もあります。

勉強方法

必要な勉強時間

一級建築士試験は、学科・設計製図ともに内容が広く、合格率も学科試験で15〜20%台前後の年が多い難関試験です。直近数年の学科試験の合格率はおよそ15〜23%の範囲で推移しています。

そのため、勉強に必要な時間は、トータルで1,000〜1,500時間程度と言われています。
仕事をしながら合格を目指す場合は、1〜2年かけて計画的に学習を進める人が多いです。

効率的な学習方法

・まず5科目全体を一通り学ぶ
 テキストや講義で「計画・環境設備・法規・構造・施工」の全体像をつかみます。

・過去問で知識を定着させる
 学科試験は過去問の出題傾向が比較的はっきりしているため、本試験形式の過去問演習で、知識の抜けを確認しながら覚えていきます。

・配点の高い科目を優先する
 「法規」「構造」は問題数が多く、得点への影響も大きい科目です。
 この2科目をしっかり固めると、合計点を伸ばしやすくなります。

・毎日少しずつ続ける
 通勤時間や昼休み、寝る前などのすき間時間も活用し、毎日10〜30分でも問題に触れることで、知識が定着しやすくなります。

・設計製図対策は早めに着手する
 学科合格後に設計製図だけを受験する人も多いため、学科の勉強と並行して、作図の練習や過去の課題の確認を少しずつ始めておくと安心です。

建築業界の関連資格

建築業界の関連資格

建築分野には、次のような関連資格があります。

・二級建築士
 中小規模の建築物を中心に設計・工事監理ができる資格です。一級建築士より扱える建物の規模が小さく、主に戸建住宅や小規模な店舗などを担当します。

・木造建築士
 木造2階建て以下、延べ面積300平方メートル以下など、小規模な木造建築物を対象とした資格です。

・建築設備士
 空調・電気・給排水などの設備計画を専門的に扱う資格です。一級建築士試験の受験資格にもつながります。

・施工管理技士(1級・2級/土木・建築・電気工事施工管理技士など)
 工事現場で工程管理・品質管理・安全管理などを行う技術者の資格です。

これらの資格を組み合わせて取得することで、昇給・昇進のチャンスが広がり、設計から施工、設備まで幅広い仕事に携わることができます。

試験の概要

試験会場、都道府県

全国57会場(学科)で実施されます。会場の詳細は受験票で確認します。

試験日時

学科試験は例年7月に実施されています。

令和7年度

<学科試験>
・試験日:2025年7月27日(日)
・時間区分
 9:45〜11:45 計画・環境設備
 12:55〜14:40 法規
 15:10〜17:55 構造・施工

<設計製図の試験>
・試験日:2025年10月12日(日)
・試験時間:6時間30分
・課題の公表:2025年7月25日公表予定(センターの公式サイトで発表)

試験科目

学科試験の試験科目は以下の通りです。

科目問題数
計画20問
環境・設備20問
法規30問
構造30問
施工25問

※学科試験は、マークシートによる四肢択一式(4つの選択肢から1つを選ぶ形式)で出題されます。

受験手数料

17,000円(非課税)。

別途事務手続手数料:クレジット決済281円/コンビニ決済225円。

合格発表

区分予定日確認方法
学科試験2025年9月3日(水)Myページで確認(郵送なし)
最終合格2025年12月24日(水)Myページで確認(郵送なし)

※2025年度から合否はマイページ確認に一本化。通知書は郵送されません

受験資格

一級建築士試験の受験資格は、建築士法第14条に基づき、建築に関する学歴または資格などによって定められています。

<代表的な受験資格の例(概要)>

建築系の学歴による受験資格
・大学、短期大学、高等専門学校、専修学校などで、国土交通大臣が指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業した人は、実務経験がなくても受験できます。

資格による受験資格
・二級建築士
・建築設備士
これらの資格を持っている人も、実務経験がなくても一級建築士試験を受験できます。

長期実務経験による受験資格
・上記のような学歴や資格がない場合でも、建築に関する実務経験が概ね7年以上ある人は、実務経験のみで受験資格を得られる場合があります。

なお、実際には入学年度や学校の種類、取得単位数などにより細かな条件が異なります。詳細は、公益財団法人 建築技術教育普及センター(JAEIC)の最新の「受験資格」ページと受験要領で必ず確認してください。

公益財団法人 建築技術教育普及センター(JAEIC)公式サイトhttps://www.jaeic.or.jp/

 

受験申請

<申込方法>

原則オンライン申込(センターの「マイページ」から手続き)。

インターネット利用が困難な正当な理由がある場合は、4月7日(月)までにセンターへ連絡すると郵送申請の案内が受け取れます。

 

<受付期間>

2025年4月1日(火)10:00 〜 4月14日(月)16:00
※区分「学科から」「設計製図のみ」どちらも同期間です。

 

書類提出期限(学歴区分など該当者):4月18日(金)当日消印有効

 

<受験票のダウンロード>

学科試験受験票:7月11日(金)頃(マイページ発行)

設計製図試験受験票:9月25日(木)頃(マイページ発行)

 

免除制度

・二級建築士、木造建築士、建築設備士、施工管理技士など、他の資格を持っていても、一級建築士試験の一部科目だけが免除される制度はありません。

・学科試験に合格すると、一定期間、学科試験が免除され、設計製図の試験だけを受験できます。
 令和2年の制度見直し後は、学科合格年度を含め、所定の回数の試験で学科免除が適用される仕組みになっています。具体的な回数や取扱いは、年度ごとの受験要領で確認してください。

合格情報

合格基準

・各科目の足切り点をクリア
・総得点が基準点以上
2024年の学科例:計画11・環境11・法規16・構造16・施工13、総得点92/125

2025年の学科基準点は総得点88/125(科目別は2024年と同一)です。

免状の交付

合格後、登録免許税(60,000円)などを納付して登録手続きを行うと、一級建築士免状が交付されます。

合格率の推移

【学科試験】

実施年度受験者数合格者数合格率
2025年(令和7年)27,4894,52916.5%
2024年(令和6年)28,0676,53123.3%
2023年(令和5年)28,1184,56216.2%
2022年(令和4年)30,0076,289    21.0%
2021年(令和3年)31,6964,83215.2%
2020年(令和2年)30,4096,29520.7%