一級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問23 (学科2(環境・設備) 問3)
問題文
軽作業が行われている室内の定常状態における二酸化炭素濃度を、上限の基準である1,000ppm以下に保つために、最低限必要な外気の取入量として、最も適当な値は、次のうちどれか。ただし、一人当たりの二酸化炭素発生量は0.030m3/(h・人)であり、発生した二酸化炭素は直ちに室全体に一様に拡散するものとする。また、外気の二酸化炭素濃度を400ppmとし、隙間風は考慮しないものとする。
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問題
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一級建築士試験 令和8年(2026年) 問23(学科2(環境・設備) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
軽作業が行われている室内の定常状態における二酸化炭素濃度を、上限の基準である1,000ppm以下に保つために、最低限必要な外気の取入量として、最も適当な値は、次のうちどれか。ただし、一人当たりの二酸化炭素発生量は0.030m3/(h・人)であり、発生した二酸化炭素は直ちに室全体に一様に拡散するものとする。また、外気の二酸化炭素濃度を400ppmとし、隙間風は考慮しないものとする。
- 18m3/(h・人)
- 20m3/(h・人)
- 42m3/(h・人)
- 50m3/(h・人)
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この過去問の解説 (2件)
01
最も適当なのは「50m3/(h・人)」です。
室内の二酸化炭素濃度を一定以下に保つためには、人から発生する二酸化炭素を、外気を取り入れることで室外へ排出する必要があります。
定常状態では、必要な外気量は次の考え方で求めます。
必要外気量
= 1人当たりの二酸化炭素発生量 ÷(室内の二酸化炭素濃度-外気の二酸化炭素濃度)
まず、濃度を小数に直します。
1,000ppm=0.001
400ppm=0.0004
したがって、室内と外気の濃度差は、
0.001-0.0004=0.0006
です。
これを使って計算すると、
0.030÷0.0006=50
となります。
したがって、最低限必要な外気の取入量は「50m3/(h・人)」です。
適当ではありません。
18m3/(h・人)では外気の取入量が不足するため、室内の二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保つことができません。
適当ではありません。
20m3/(h・人)では必要な換気量に足りません。
適当ではありません。
42m3/(h・人)では、計算によって求められる最低限必要な外気量50m3/(h・人)より少なくなります。
適当です。
冒頭の解説の通りです。
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02
この問題は、室内の二酸化炭素濃度を一定の基準値以下に保つために必要な、一人当たりの必要換気量(外気取入量)を算出する計算に関する正確な知識と計算力が問われています。
必要換気量を求める公式は以下の通りです。
Q = M / (C - C0)
ここで、それぞれの記号の意味と与えられた数値は以下のようになります。
Q:一人当たりの必要換気量 [m³/(h・人)]
M:一人当たりの二酸化炭素発生量[m³/(h・人)]
C:室内の許容二酸化炭素濃度(上限)
C0:外気の二酸化炭素濃度
ppmは「100万分の1」を表す単位で、1000ppm→0.001、400ppm→0.0004です。
これらを代入して、
Q = 0.030 / (0.001 - 0.0004)
= 30 / 0.6
= 50 [m³/(h・人)]
したがって、最低限必要な外気の取入量として最も適当な値は「50 m³/(h・人)」となります。
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