一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問121 (学科5(施工) 問21)

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問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問121(学科5(施工) 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

各種建築工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 排水工事において、雨水用排水ます及びマンホールの底部には、排水管等に泥が詰まらないように、深さ100mmの泥だめを設けた。
  • 外壁乾式工法による張り石工事において、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔(取付け代)を70mmとした。
  • セメントモルタルによるタイル後張り工法におけるタイル面の清掃において、モルタルによる汚れが著しかったので、監理者の承認を得て、30倍程度に希釈した工業用塩酸を用いて酸洗いを行った。
  • 吹付け工法による断熱工事において、吹付け硬質ウレタンフォームの1層の吹付け厚さを30mm以下とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

各種建築工事に関する問題です。

選択肢1. 排水工事において、雨水用排水ます及びマンホールの底部には、排水管等に泥が詰まらないように、深さ100mmの泥だめを設けた。

誤りです。

雨水用排水ますの底部には、深さ150mm以上の泥だめを設けます。

選択肢2. 外壁乾式工法による張り石工事において、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔(取付け代)を70mmとした。

正しいです。

外壁乾式工法による張り石工事はファスナーを用いて躯体コンクリートに取り付けます。

取付寸法確保のため、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔は70mmとします。

選択肢3. セメントモルタルによるタイル後張り工法におけるタイル面の清掃において、モルタルによる汚れが著しかったので、監理者の承認を得て、30倍程度に希釈した工業用塩酸を用いて酸洗いを行った。

正しいです。

セメントモルタルによるタイル後張り工法において、モルタルによる汚れが著しい場合は、

監理者の承認を得たうえで、30倍程度に希釈した工業用塩酸を用いて酸洗いを行います。

選択肢4. 吹付け工法による断熱工事において、吹付け硬質ウレタンフォームの1層の吹付け厚さを30mm以下とした。

正しいです。

吹付け硬質ウレタンフォームの1層の吹付け厚さは30mm以下とします。

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02

この問題で覚えておくポイントは、各種建築工事における施工基準や数値管理です。
排水設備の泥だめ、石張り工事の取付け代、タイルの酸洗い、断熱材の吹付け厚さなど、施工上の細かな規定を問う問題です。

では問題をみてみましょう。

選択肢1. 排水工事において、雨水用排水ます及びマンホールの底部には、排水管等に泥が詰まらないように、深さ100mmの泥だめを設けた。

排水ますやマンホールの底部に設ける泥だめは、雨水などに含まれる土砂やごみを一時的に沈殿させ、排水管への流入を防ぐためのもので、150mm以上とする必要があります。この記述は不適切です。
 

選択肢2. 外壁乾式工法による張り石工事において、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔(取付け代)を70mmとした。

外壁の乾式工法による張り石工事では、石材を金物などで取り付けるため、石材裏面と躯体との間に取付け代を確保します。

取付け代は、施工性や金物の納まりを考慮して70mm確保する必要があり、正しい記述です。
 

選択肢3. セメントモルタルによるタイル後張り工法におけるタイル面の清掃において、モルタルによる汚れが著しかったので、監理者の承認を得て、30倍程度に希釈した工業用塩酸を用いて酸洗いを行った。

タイル表面に付着したモルタルの汚れや白華などを除去する方法として、酸洗いを行う場合があります。

ただし、酸によるタイルや目地への影響があるため、施工時には30倍程度の十分な希釈を行い、監理者の承認を得るなどの管理が必要です。この記述は適切な施工方法です。
 

選択肢4. 吹付け工法による断熱工事において、吹付け硬質ウレタンフォームの1層の吹付け厚さを30mm以下とした。

吹付け硬質ウレタンフォームは、厚く一度に吹き付けると発泡不良や内部の硬化不良が起こる可能性があります。

そのため、通常は複数回に分けて施工し、1層あたりの吹付け厚さを30mm以下に管理します。

この記述は正しいです。
 

まとめ

この問題では、建築工事における施工基準や具体的な数値を理解しているかが問われています。

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