一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問112 (学科5(施工) 問12)
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問題
一級建築士試験 令和7年(2025年) 問112(学科5(施工) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 計画供用期間の級が「標準」の建築物において、プレキャスト部材の屋内側の設計かぶり厚さは、特記がなかったので、柱・梁・耐力壁では35mm、床スラブ・屋根スラブでは25mmとした。
- 柱脚目地部に施される目地部等グラウトの圧縮強度は、特記がなかったので、供試体の養生を現場水中養生として、材齢28日の圧縮強度をプレキャスト部材コンクリートの品質基準強度以上とした。
- プレキャスト柱部材の幅については、特記がなかったので、許容差を±5mmとして管理した。
- 現場におけるプレキャスト部材の仮置きについては、品質、安定性及び安全性を考慮して、床部材では10枚、梁部材及び柱部材では2段まで積み重ねて置く計画とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する問題です。
正しいです。
プレキャスト部材の設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さに5mmを加えます。
柱、梁、耐力壁は30+5=35mm、スラブは20+5 =25mm となります。
正しいです。
目地部等のグラウトの圧縮強度は、現場水中養生とした供試体の材齢28日の圧縮強度をプレキャスト部材コンクリートの品質基準強度以上とします。
正しいです。
プレキャスト部材の許容差について、特記がない場合、柱は±5mm、 梁は±10mmとします。
誤りです。
プレキャスト部材の保管について、平置きの積み重ねの数は床部材は5〜6枚まで、柱部材は2段までとします。
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02
この問題で覚えておくポイントは、プレキャスト鉄筋コンクリート(PCa)工事における部材の保管方法・品質管理・許容差・かぶり厚さの基準です。
プレキャスト部材は、工場で製作されたコンクリート部材を現場で組み立てるため、製作時だけでなく、運搬・仮置き時の品質管理も重要になります。特に仮置きでは、部材の破損や転倒を防ぐため、積み重ね枚数や段数に注意する必要があります。
では問題をみてみましょう。
プレキャスト鉄筋コンクリート部材の設計かぶり厚さは、部材の種類や使用環境によって定められています。
計画供用期間の級が「標準」の場合、屋内側の設計かぶり厚さは最小かぶり厚さに5mmを加え、以下のようになります。
・柱・梁・耐力壁:30+5→35mm
・床スラブ・屋根スラブ:20+5→25mm
したがって、この記述は正しい内容です。
柱脚目地部などに用いるグラウト材は、プレキャスト部材同士を接合し、力を伝達する重要な材料です。
圧縮強度は、現場水中養生とした供試体の材齢28日の圧縮強度をプレキャスト部材コンクリートの品質基準強度以上とします。
この記述は正しい内容です。
プレキャスト部材は工場で製作されるため、寸法精度の管理が重要です。
柱部材の幅などの部材寸法について、特記がない場合は、所定の許容差内で製作・管理する必要があります。
許容差は一般的に±5mm程度とされており、この記述は正しいです。
プレキャスト部材を現場で仮置きする場合、積み重ねによる部材への負荷や、転倒・荷崩れの危険を防ぐ必要があります。
積み重ねて置く場合、床部材は5〜6枚まで、柱部材は2段までとします。
したがって、この選択肢が誤りとなります。
プレキャスト鉄筋コンクリート工事では、工場で製作された部材を現場で組み立てるため、製作精度・強度管理・運搬・仮置き方法が重要なポイントになります。
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