一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問108 (学科5(施工) 問8)
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問題
一級建築士試験 令和7年(2025年) 問108(学科5(施工) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 粗骨材の最大寸法が20mmのコンクリートを用いる柱において、主筋D22の鉄筋相互のあきについては、30mmとした。
- 鉄筋の加工に用いるかぶり厚さは、建築基準法に規定されている最小かぶり厚さに、施工誤差を考慮して、10mmを加えた数値とした。
- スラブの鉄筋のスペーサーの配置は、特記がなかったので、上端筋、下端筋それぞれ、間隔は0.9m程度、端部は0.1m以内とした。
- 柱及び梁において、主筋にD29以上の太物の異形鉄筋を使用するに当たり、付着割裂破壊を考慮し、主筋のかぶり厚さを主筋の呼び名の数値の1.5倍以上とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
鉄筋工事に関する問題です。
誤りです。
鉄筋相互のあきは
・25mm
・鉄筋の呼び名の1.5倍
・粗骨材の最大寸法の1.25倍
のうち最大の数値以上とします。
D22×1.5=33mmが最大の数値となるため33mm以上のあきが必要です。
正しいです。
鉄筋の加工において、設計かぶり厚さは最小かぶり厚さに10mm割り増しした値以上とします。
正しいです。
スラブ鉄筋のスペーサーの配置は上端筋、下端筋ともに間隔は0.9m、端部は0.1m以内に配置します。
正しいです。
鉄筋径が太いと付着割裂破壊が起こりやすくなるため、D29以上の主筋は呼び名の1.5倍以上のかぶり厚さを確保します。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下のとおりです。
鉄筋工事では、鉄筋間の空き寸法、かぶり厚さ、スペーサーの配置、太径鉄筋使用時の注意点などが重要です。
では、問題をみてみましょう。
鉄筋相互のあきは、コンクリートの充填性を確保するため、以下のうち最大の値以上とします。
・粗骨材最大寸法の1.25倍
・25mm
・異形鉄筋の呼び名の1.5倍
今回の場合、
・粗骨材最大寸法:20mm → 20mm×1.25=25mm
・鉄筋径:D22 → 22mm×1.5=33mm
となり、30mmでは不足するため、この記述が誤りです。
設計上必要なかぶり厚さは、施工時の鉄筋位置のずれを考慮する必要があります。
そのため、建築基準法で定められた最小かぶり厚さに、施工誤差を見込んだ増加分を加えることがあります。
一般的に施工誤差として10mm程度を見込むことが多く、この記述は適切です。
スラブの鉄筋は、施工中に位置がずれると必要なかぶり厚さを確保できなくなるため、スペーサーを設置します。
特記がない場合のスペーサーの配置は、
・間隔:約1.0m程度以下
・端部:0.1m以内程度
とするため、この設定は適切です。
太径の異形鉄筋を使用すると、鉄筋とコンクリートの付着力によって、コンクリートが割れる付着割裂破壊が発生しやすくなります。
そのため、D29以上の太径鉄筋を使用する場合は、主筋のかぶり厚さを大きく確保する必要があります。
主筋径の1.5倍以上のかぶり厚さを確保する考え方は適切です。
鉄筋工事では、鉄筋の位置を正しく確保し、コンクリートが十分に充填されるように施工することが重要です。
特に試験では、以下の数値がよく出題されます。
・鉄筋相互のあき
・最小かぶり厚さ
・スペーサーの配置間隔
・太径鉄筋使用時の付着割裂対策
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