一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問107 (学科5(施工) 問7)

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問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問107(学科5(施工) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • アースドリル工法において、底ざらい実施直後に行う掘削孔の先端深度の検測は、重錘(じゅうすい)と検測テープを用いて、孔底の中心1か所で行った。
  • 場所打ちコンクリート杭工事の鉄筋かごの組立てにおいて、補強リングについては、特記がなかったので、平鋼を用い、2~3mの間隔で配置した。
  • 既製コンクリート杭の現場継手において、継手部の開先の目違い量は2mm以下、許容できるルート間隔の最大値は4mm以下とした。
  • アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭工事において、杭頭の処理については、コンクリートの打込みから14日程度経過した後、杭本体を傷めないように、可能な限り平坦に斫(はつ)り取り、所定の高さにそろえた。

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この過去問の解説 (2件)

01

地業工事に関する問題です。

選択肢1. アースドリル工法において、底ざらい実施直後に行う掘削孔の先端深度の検測は、重錘(じゅうすい)と検測テープを用いて、孔底の中心1か所で行った。

誤りです。

アースドリル工法において、底ざらい実施直後に行う掘削孔の先端深度の検測は検測テープを用いて、孔底の4箇所以上で行います。

選択肢2. 場所打ちコンクリート杭工事の鉄筋かごの組立てにおいて、補強リングについては、特記がなかったので、平鋼を用い、2~3mの間隔で配置した。

正しいです。

鉄筋かごの組立てにおける補強リングは平鋼または異形棒鋼、山形鋼のうち適切なものを用いて、2~3mの間隔で配置します。

選択肢3. 既製コンクリート杭の現場継手において、継手部の開先の目違い量は2mm以下、許容できるルート間隔の最大値は4mm以下とした。

正しいです。

杭の現場継手の継手部において、開先の目違い量は2mm以下、許容できるルート間隔の最大値は4mm以下です。

選択肢4. アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭工事において、杭頭の処理については、コンクリートの打込みから14日程度経過した後、杭本体を傷めないように、可能な限り平坦に斫(はつ)り取り、所定の高さにそろえた。

正しいです。

場所打ちコンクリート杭工事における杭頭処理は、コンクリートの打込みから14日程度経過した後に、平坦にし、所定の高さにそろえます。

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02

この問題で覚えておくポイントは、場所打ちコンクリート杭や既製杭などの地業工事における施工管理方法です。

特に、杭の施工では「掘削孔の確認」「鉄筋かごの組立て」「杭継手部の施工」「杭頭処理」など、それぞれの施工手順や管理方法が重要になります。
では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. アースドリル工法において、底ざらい実施直後に行う掘削孔の先端深度の検測は、重錘(じゅうすい)と検測テープを用いて、孔底の中心1か所で行った。

アースドリル工法では、掘削後に孔底に沈殿した土砂(スライム)を除去するため、底ざらいを行います。その後、掘削孔の深さや孔底の状態を確認します。

この検測では、孔底の深度を正確に確認する必要があるため、4箇所以上で確認することが必要です。

したがって、この記述は誤りです。

選択肢2. 場所打ちコンクリート杭工事の鉄筋かごの組立てにおいて、補強リングについては、特記がなかったので、平鋼を用い、2~3mの間隔で配置した。

鉄筋かごは、杭の施工時に変形しないよう補強する必要があります。

補強リングは、鉄筋かごの形状保持を目的として設置するもので、特記がない場合は平鋼などを用いて、適切な間隔で配置します。

2~3m程度の間隔で配置することは一般的な施工方法であり、正しい内容です。

選択肢3. 既製コンクリート杭の現場継手において、継手部の開先の目違い量は2mm以下、許容できるルート間隔の最大値は4mm以下とした。

開先の目違いとは、接合する杭端部同士のずれのことで、大きくなると接合強度に影響します。また、ルート間隔も溶接品質に関係します。

目違い量を2mm以下、ルート間隔を4mm以下とする管理値は適切であり、正しい記述です。
 

選択肢4. アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭工事において、杭頭の処理については、コンクリートの打込みから14日程度経過した後、杭本体を傷めないように、可能な限り平坦に斫(はつ)り取り、所定の高さにそろえた。

杭頭部は、コンクリート打込み後に余盛り部分を除去し、所定の高さに仕上げます。

杭本体を傷めないように注意しながら斫り作業を行い、杭頭を平坦に整えることが重要です。また、コンクリートの強度発現後に処理するため、14日程度養生した後に行います。したがって、この記述は適切です。

まとめ

地業工事の問題では、杭の種類ごとの施工方法や管理基準を理解しておくことが重要です。

特に、場所打ちコンクリート杭では、掘削孔の深さ確認・スライム処理・鉄筋かごの保持・杭頭処理などが頻出事項です。
 

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