一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問103 (学科5(施工) 問3)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問103(学科5(施工) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

品質管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 押出成形セメント板への現場での孔あけは、振動ドリルを用いず、電気ドリルを用いた。
  • 工事現場に搬入されたロールカーペットの保管については、縦置きとせずに、横に倒して3段までの俵積みとした。
  • ビニル床シート張りの下地において、セルフレベリング材塗りの養生期間は、特記がなかったので、5日間とし、低温の場合は10日間とする計画とした。
  • あと施工アンカーの施工において、引抜き耐力の引張試験に合格したものは、そのまま工事に採用するので、試験荷重は設計用引張強度までとした。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

品質管理に関する問題です。

選択肢1. 押出成形セメント板への現場での孔あけは、振動ドリルを用いず、電気ドリルを用いた。

正しいです。

押出成形セメント板は、振動や衝撃を与えると破損する恐れがあるため電気ドリルを用います。

選択肢2. 工事現場に搬入されたロールカーペットの保管については、縦置きとせずに、横に倒して3段までの俵積みとした。

正しいです。

ロールカーペットの保管においては、横に倒して俵積みにします。

段数は3段までとします。

選択肢3. ビニル床シート張りの下地において、セルフレベリング材塗りの養生期間は、特記がなかったので、5日間とし、低温の場合は10日間とする計画とした。

誤りです。

セルフレベリング材の打設後の養生期間は特記のない場合においては、7日以上、冬季においては14日以上とします。

選択肢4. あと施工アンカーの施工において、引抜き耐力の引張試験に合格したものは、そのまま工事に採用するので、試験荷重は設計用引張強度までとした。

正しいです。

あと施工アンカーの施工において、引抜き耐力の引張試験に合格しそのまま工事に採用する場合、試験荷重は設計用引張強度までとします。

参考になった数25

02

この問題で覚えておくポイントは、建築工事における各種材料・施工方法の品質管理上の注意点です。
材料の搬入・保管方法、下地処理、試験方法などは、施工後の不具合を防ぐために基準が定められています。特に「材料を傷めない施工方法」「適切な養生期間」「試験の目的」を理解しておくことが重要です。

では問題をみてみましょう。

選択肢1. 押出成形セメント板への現場での孔あけは、振動ドリルを用いず、電気ドリルを用いた。

押出成形セメント板は、振動による欠けやひび割れが発生するおそれがあります。
そのため、現場で孔あけを行う場合は、振動ドリルではなく、材料への負担が少ない電気ドリルなどを使用します。

したがって、この記述は正しいです。

選択肢2. 工事現場に搬入されたロールカーペットの保管については、縦置きとせずに、横に倒して3段までの俵積みとした。

ロール状のカーペットは、縦置きにすると自重による変形や倒壊のおそれがあります。
そのため、横置きにして保管し、積み重ねる場合も高さを制限し、3段までとします。

したがって、この記述は正しいです

選択肢3. ビニル床シート張りの下地において、セルフレベリング材塗りの養生期間は、特記がなかったので、5日間とし、低温の場合は10日間とする計画とした。

セルフレベリング材は、床仕上げ材を施工する前に下地を平滑にする材料です。
しかし、施工後すぐにビニル床シートを張ると、水分が残った状態で仕上げ材を施工することになり、膨れや接着不良などの不具合につながります。

養生期間は特記がない場合、7日以上、冬季においては14日以上とします。

したがって、この記述は誤りです

選択肢4. あと施工アンカーの施工において、引抜き耐力の引張試験に合格したものは、そのまま工事に採用するので、試験荷重は設計用引張強度までとした。

あと施工アンカーは、施工後に所定の耐力を確保できているか確認するため、引張試験などを行います。

試験では、設計で求められる引張強度を基準として、アンカーの施工状態を確認します。
試験に合格した場合は、施工されたアンカーが必要な性能を満たしていると判断できます。

したがって、この記述は正しいです。
 

まとめ

品質管理に関する問題では、施工方法や材料の扱い方が適切かどうかを判断することが重要です。
特に、養生期間や乾燥状態に関する問題は一級建築士試験でよく出題されます。
 

参考になった数7