一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問13 (学科1(計画) 問13)
問題文
団地再生及び災害復興(所在地)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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一級建築士試験 令和7年(2025年) 問13(学科1(計画) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
団地再生及び災害復興(所在地)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ゆいま~る多摩平の森(東京都)は、団地内にある階段室型の鉄筋コンクリート造の住棟にエレベーターと共用廊下を増築し、介護施設棟や、入居者のみならず誰もが利用できる食堂等が設けられている。
- 堀川団地出水団地第1棟・第2棟(京都府)は、戦後建設された鉄筋コンクリート造の店舗併用集合住宅であり、改修により、耐震補強やエレベーター設置のほか、多世代向けの住戸改修とDIY可能な住戸の導入などがされている。
- 釜石市天神復興住宅(岩手県)は、東日本大震災による被災者のための公営住宅であり、リビングアクセス形式の採用や、1フロア毎に共用廊下の配置を反転させることで、高齢居住者の見守りがしやすい環境づくりが行われている。
- 真野ふれあい住宅(兵庫県)は、阪神・淡路大震災の復興事業として計画されたグループハウスであり、建築物の中央にある中庭を軸に左右対称に各ユニットの玄関、共用のLDK、居室が配置され、各居室からも直接外部に出ることができるように平家建てで計画されている。
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この過去問の解説 (2件)
01
団地再生及び災害復興に関する問題です。
正しいです。
ゆいま~る多摩平の森はエレベーターと共用廊下を増築し、介護施設棟や共有スペースの食堂がある高齢者向けの住宅です。
正しいです。
堀川団地出水団地第1棟・第2棟は、鉄筋コンクリート造の店舗併用集合住宅です。
再生まちづくりとして団地改修事業により、耐震補強工事・エレベーター設置、住戸改修、自由度の高いDIY可能な住戸の導入がされました。
正しいです。
釜石市天神復興住宅(岩手県)は、東日本大震災による被災者のための公営住宅です。
高齢者の方が外とのコミュニティを形成しやすいような環境となっています。
誤りです。
真野ふれあい住宅(兵庫県)は、阪神・淡路大震災の復興事業として計画されたものですが、コレクティブハウスで平家ではありません。
設問の記述は「グループハウス尼崎」に関する説明です。
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02
最も不適当なのは、真野ふれあい住宅について「グループハウス」「平家建て」などと説明している記述です。
真野ふれあい住宅は、阪神・淡路大震災の被災者のために整備されたコレクティブハウジングです。共同の食堂や台所などを設け、住民同士が交流しながら暮らせるように計画されています。
一方、記述にある「中央の中庭を軸に左右対称」「共用のLDK」「各居室から直接外部に出られる」「平家建て」といった特徴は、グループハウス尼崎の特徴です。
この記述は適当です。
ゆいま~る多摩平の森は、既存の団地の住棟を活用して、高齢者が暮らしやすい住宅へ改修した事例です。
もともとの階段室を撤去し、エレベーター、共用階段、共用廊下を新たに設けています。また、小規模多機能型居宅介護施設や、食堂兼多目的室も増築されています。
食堂は入居者だけの施設ではなく、地域の人も利用できるようになっており、住民と地域の人が交流する場所として計画されています。
この記述は適当です。
堀川団地は、戦後の住宅不足への対応などを目的として建設された鉄筋コンクリート造の集合住宅で、1階部分に店舗を設けた店舗併用型の建物です。
再生事業では、建物を取り壊すのではなく、耐震補強やエレベーターの設置などによって安全性や使いやすさを高めています。
さらに、高齢者が暮らしやすい住戸や、2戸をつなげた子育て世帯向け住戸などを整備しています。入居者が一定の範囲で自分で内装などを改修できるDIY住戸も導入されており、さまざまな世代や暮らし方に対応できる団地へ再生されています。
この記述は適当です。
釜石市天神復興住宅は、東日本大震災で被災した人々のために整備された復興公営住宅です。
特徴の一つがリビングアクセス形式です。これは、住戸のリビングなどを共用廊下側に配置し、住民同士がお互いの気配を感じやすくする考え方です。
また、住棟の一部では共用廊下を階ごとに互い違いに配置しています。これによって同じ階だけでなく上下の階の様子も感じやすくなり、住民同士の交流や、高齢者などの見守りにつながるよう工夫されています。
この記述は不適当です。
真野ふれあい住宅は、阪神・淡路大震災後に整備された神戸市営のコレクティブハウジングです。独立した住戸を確保しながら、共同で利用する食堂、台所、談話室などを設け、住民同士が生活の一部を協力して行えるようにしています。
また、真野ふれあい住宅は平家建てではなく、3階建ての集合住宅として計画されています。
記述にある、中央の中庭を中心として左右対称に居室や共用のLDKを配置し、各居室から直接外部へ出られる平家建ての構成は、真野ふれあい住宅ではなくグループハウス尼崎の特徴です。
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