一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問3 (学科1(計画) 問3)

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問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問3(学科1(計画) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

西洋の歴史的な建築物(所在地)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • パルテノン神殿(アテネ)は、外周にドリス式の円柱が並び、クリアストーリーと呼ばれる高窓をとおして神室内に光を取り入れた、古代ギリシアの建築物である。
  • パンテオン(ローマ)は、レンガとコンクリート等を用いて建造された直径約43mのドームが架けられ、その頂部にある天窓をとおして内部空間に光を取り入れる、古代ローマの建築物である。
  • ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は、ペンデンティヴと呼ばれる技術を用いた巨大なドームが架けられ、キリスト教会堂のバシリカ式と集中式が融合した内部空間をもつ、ビザンチン様式の建築物である。
  • サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(ローマ)は、凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもち、内部には楕円形平面のドームが架けられた、バロック様式の建築物である。

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この過去問の解説 (2件)

01

西洋の歴史的な建築物に関する問題です。

選択肢1. パルテノン神殿(アテネ)は、外周にドリス式の円柱が並び、クリアストーリーと呼ばれる高窓をとおして神室内に光を取り入れた、古代ギリシアの建築物である。

誤りです。

パルテノン神殿はドリス式の円柱が特徴の古代ギリシアの建築物です。

柱と梁で構成されており窓はありません。

選択肢2. パンテオン(ローマ)は、レンガとコンクリート等を用いて建造された直径約43mのドームが架けられ、その頂部にある天窓をとおして内部空間に光を取り入れる、古代ローマの建築物である。

正しいです。

パンテオンはコンクリートとレンガ等を用いた、43mのドームと天窓が特徴の古代ローマ建築物です。

選択肢3. ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は、ペンデンティヴと呼ばれる技術を用いた巨大なドームが架けられ、キリスト教会堂のバシリカ式と集中式が融合した内部空間をもつ、ビザンチン様式の建築物である。

正しいです。

ハギアソフィア大聖堂は巨大なドーム、バッドレス(控壁)が特徴のビザンチン様式の建築物です。

選択肢4. サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(ローマ)は、凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもち、内部には楕円形平面のドームが架けられた、バロック様式の建築物である。

正しいです。

サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂は楕円形のドームが特徴のバロック建築です。

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02

最も不適当なのは、「パルテノン神殿(アテネ)は、外周にドリス式の円柱が並び、クリアストーリーと呼ばれる高窓をとおして神室内に光を取り入れた、古代ギリシアの建築物である。」です。

パルテノン神殿は、古代ギリシアの代表的な神殿で、外周にドリス式の円柱が並ぶ建築物です。この部分は適切です。しかし、クリアストーリーは主に教会堂などで見られる高窓のことであり、パルテノン神殿の神室内に光を取り入れる特徴として説明するのは不適当です。

選択肢1. パルテノン神殿(アテネ)は、外周にドリス式の円柱が並び、クリアストーリーと呼ばれる高窓をとおして神室内に光を取り入れた、古代ギリシアの建築物である。

これは不適当です。

パルテノン神殿は、アテネにある古代ギリシアの代表的な神殿です。外周にドリス式の円柱が並ぶ点は合っています。

しかし、クリアストーリーは、建物の高い位置に設けられる窓のことで、特に大きな教会堂などで内部に光を取り入れるために使われます。パルテノン神殿の神室に光を取り入れる特徴として、クリアストーリーを挙げるのは適切ではありません。

そのため、この記述は最も不適当です。

選択肢2. パンテオン(ローマ)は、レンガとコンクリート等を用いて建造された直径約43mのドームが架けられ、その頂部にある天窓をとおして内部空間に光を取り入れる、古代ローマの建築物である。

これは適当です。

パンテオンは、ローマにある古代ローマ建築の代表例です。大きな円形の内部空間をもち、上部には直径約43mの巨大なドームが架けられています。

ドームの頂部にはオクルスと呼ばれる丸い開口部があり、そこから内部に光が入ります。古代ローマのコンクリート技術を示す重要な建築物です。

選択肢3. ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は、ペンデンティヴと呼ばれる技術を用いた巨大なドームが架けられ、キリスト教会堂のバシリカ式と集中式が融合した内部空間をもつ、ビザンチン様式の建築物である。

これは適当です。

ハギア・ソフィア大聖堂は、イスタンブールにあるビザンチン様式の代表的な建築物です。

大きなドームを支えるために、ペンデンティヴという技術が使われています。これは、四角い平面の上に丸いドームをのせるための工夫です。

また、長い軸をもつバシリカ式の空間と、中央に大きなドームをもつ集中式の空間が組み合わさっている点も特徴です。

選択肢4. サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(ローマ)は、凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもち、内部には楕円形平面のドームが架けられた、バロック様式の建築物である。

これは適当です。

サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂は、ローマにあるバロック様式の建築物です。

バロック建築では、曲線や凹凸を使って、動きのある印象をつくることが特徴です。この聖堂も、波打つようなファサードや、楕円形の平面をもつ内部空間が特徴的です。

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