一級建築士 過去問
令和8年(2026年)
問110 (学科5(施工) 問10)
問題文
コンクリート工事におけるコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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一級建築士試験 令和8年(2026年) 問110(学科5(施工) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリート工事におけるコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 暑中期(日平均気温の日別平滑値が25℃を超える期間)に施工するコンクリートにおいて、荷卸し地点における目標スランプについては、特記がなかったので、21cmとした。
- 普通ポルトランドセメントを使用したコンクリート(設計基準強度36N/mm2)の調合管理強度を定めるに当たり、特記がなく、コンクリートの打込みから材齢28日までの期間の予想平均気温が5℃であったので、構造体強度補正値を3N/mm2とした。
- 普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートの水セメント比の最大値は、65%とした。
- JISへの適合を認証されたⅠ類のコンクリート(エコセメント及び再生骨材を使用しない。)の計画調合を定めるに当たり、試し練りを省略した。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、「普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの調合管理強度を定めるに当たり、コンクリートの打込みから材齢28日までの期間の予想平均気温が5℃であったので、構造体強度補正値を3N/mm2とした。」という記述です。
普通ポルトランドセメントでは、コンクリートの打込みから材齢28日までの予想平均気温が0℃以上8℃未満の場合、構造体強度補正値は6N/mm2とします。5℃はこの範囲に入るため、3N/mm2ではありません。
この記述は適当です。
暑中期は、気温が高いため、練混ぜから荷卸し、打込みまでの間にコンクリートのスランプが低下しやすくなります。そのため、施工しやすさを確保するために、通常より大きめのスランプを設定します。
令和7年版の公共建築工事標準仕様書では、日平均気温の日別平滑値が25℃を超える期間を暑中コンクリートの適用期間とし、スランプは特記によるものの、特記がなければ21cmとしています。
したがって、特記がない場合に荷卸し地点の目標スランプを21cmとしたことは適切です。
この記述は不適当です。
構造体強度補正値は、現場で打ち込まれたコンクリートと、標準養生された供試体との強度発現の違いを考慮するために加える値です。
普通ポルトランドセメントの場合、予想平均気温によって次のように使い分けます。
0℃以上8℃未満の場合は6N/mm2
8℃以上の場合は3N/mm2
この問題では予想平均気温が5℃なので、0℃以上8℃未満の範囲に入ります。
したがって、構造体強度補正値は、
6N/mm2
とする必要があります。3N/mm2とした点が誤りです。
設計基準強度が36N/mm2の場合、調合管理強度は基本的に、
36+6=42N/mm2
として考えます。
この記述は適当です。
水セメント比は、セメントの質量に対する水の質量の割合です。
水セメント比が大きくなりすぎると、一般にコンクリートの強度や耐久性が低下しやすくなります。そのため、使用するセメントの種類ごとに最大値が定められています。
普通ポルトランドセメントを用いる普通コンクリートでは、水セメント比の最大値は65%です。
したがって、65%としたことは適切です。
この記述は適当です。
計画調合は、原則として試し練りを行い、必要なスランプ、空気量、強度などが得られるかを確認して決めます。
ただし、JISへの適合が認証されたⅠ類のコンクリートで、普通エコセメントや再生骨材Hを使用しない場合は、試し練りを省略することができます。
この選択肢では、JISへの適合が認証されたⅠ類で、エコセメントや再生骨材も使用していません。
そのため、試し練りを省略したことは適切です。
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