一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問124 (学科5(施工) 問24)

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問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問124(学科5(施工) 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • スカラップ ―― 溶接線の交差を避けるために、一方の母材に設ける扇形の切欠き
  • チェッキング ―― 充塡したシーリング材や塗膜表面に生じる細かいひび割れ
  • バスダクト ―― 騒音を吸収するため、空調ダクト系の分岐部などに挿入される箱型の装置
  • ラミネーション ―― 圧延鋼材の欠陥で、鋼材に含まれる硫黄その他の不純物部分が熱応力で開裂する現象

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この過去問の解説 (2件)

01

建築工事に関する用語に関する問題です。

選択肢1. スカラップ ―― 溶接線の交差を避けるために、一方の母材に設ける扇形の切欠き

正しいです。

スカラップは鉄骨の溶接などにおいて、溶接が交差する部分で母材に設ける切り欠きです。

選択肢2. チェッキング ―― 充塡したシーリング材や塗膜表面に生じる細かいひび割れ

正しいです。

チェッキングは充填したシーリング材などの表面に生じる浅いひび割れです。

選択肢3. バスダクト ―― 騒音を吸収するため、空調ダクト系の分岐部などに挿入される箱型の装置

誤りです。

設問の説明は消音チャンバーについての説明です。

バスダクトは銅・アルミの帯状の導体を絶縁物で被覆し、金属ダクトに収納した送電のための設備です。

選択肢4. ラミネーション ―― 圧延鋼材の欠陥で、鋼材に含まれる硫黄その他の不純物部分が熱応力で開裂する現象

正しいです。

ラミネーションとは不純物などによる熱応力で開裂した圧延鋼材の欠陥です。

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02

この問題で覚えておくポイントは、建築工事で使用される専門用語と、その意味を正しく理解することです。
特に、鉄骨工事・仕上げ工事・設備工事で使われる用語は、似た言葉が多いため意味を整理して覚えることが重要です。
では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. スカラップ ―― 溶接線の交差を避けるために、一方の母材に設ける扇形の切欠き

スカラップとは、鉄骨部材の溶接を行う際に、溶接線が交差することを避けるため、部材の一部を扇形状に切り欠く部分のことです。

例えば、H形鋼のフランジとウェブの溶接部などで、溶接作業をしやすくするために設けられます。

したがって、説明は正しく、適当です。
 

選択肢2. チェッキング ―― 充塡したシーリング材や塗膜表面に生じる細かいひび割れ

チェッキングとは、シーリング材や塗膜などの表面に発生する細かい亀甲状のひび割れのことです。

経年劣化や材料の収縮などによって発生し、防水性能や仕上げ性能の低下につながる場合があります。

したがって、説明は正しく、適当です。
 

選択肢3. バスダクト ―― 騒音を吸収するため、空調ダクト系の分岐部などに挿入される箱型の装置

バスダクトとは、電気設備工事で使用される、多数の導体を絶縁物で覆った電力供給用の金属製ダクトのことです。

主に大きな電流を安全に送るために使用され、工場や大型建築物などで用いられます。

一方、騒音を吸収するために空調ダクトへ設置する箱型の装置は、消音チャンバーと呼ばれます。

この選択肢が最も不適当です。
 

選択肢4. ラミネーション ―― 圧延鋼材の欠陥で、鋼材に含まれる硫黄その他の不純物部分が熱応力で開裂する現象

ラミネーションとは、鋼材内部に存在する硫黄などの不純物が原因となり、圧延方向に沿って層状の割れが発生する鉄骨材料の欠陥です。

圧延鋼材の内部欠陥として扱われ、溶接時などに問題となる場合があります。

したがって、説明は正しく、適当です。

まとめ

この問題では、建築工事で使用される専門用語の意味を問われています。

特に注意したいのは、設備用語と鉄骨用語を混同しないことです。
 

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