一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問119 (学科5(施工) 問19)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問119(学科5(施工) 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

内外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • モルタル下地への接着工法による直張り用複合フローリング張りに、ウレタン樹脂系接着剤を用いた。
  • 湿気の影響を受けやすい箇所におけるビニル床シート張りに、エポキシ樹脂系接着剤を用いた。
  • 縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、外壁のパネル間の目地のシーリングについては二面接着とした。
  • コンクリートの外壁面への仕上塗材の吹付け工事は、コンクリート下地の表面含水率が20%の状態で行った。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

内外装工事に関する問題です。

選択肢1. モルタル下地への接着工法による直張り用複合フローリング張りに、ウレタン樹脂系接着剤を用いた。

正しいです。

接着剤を用いてフローリング張りを行う接着工法の場合、弾性があるウレタン樹脂系やエポキシ樹脂系の接着剤を用います。

選択肢2. 湿気の影響を受けやすい箇所におけるビニル床シート張りに、エポキシ樹脂系接着剤を用いた。

正しいです。

湿気の影響を受けやすい箇所でのビニル床シート張りでは、ウレタン樹脂系やエポキシ樹脂系接着剤を用います。

選択肢3. 縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、外壁のパネル間の目地のシーリングについては二面接着とした。

正しいです。

ロッキング構法によるALCパネル工事におけるシーリングは、剥がれやひび割れが起きないように二面接着とします。

選択肢4. コンクリートの外壁面への仕上塗材の吹付け工事は、コンクリート下地の表面含水率が20%の状態で行った。

誤りです。

コンクリート外壁面への仕上げにおける吹付塗料は下地の含水率が10%以下の状態で行います。

参考になった数27

02

この問題で覚えておくポイントは、内外装工事における材料の性質と施工条件です。
では問題をみてみましょう。
 

選択肢1. モルタル下地への接着工法による直張り用複合フローリング張りに、ウレタン樹脂系接着剤を用いた。

複合フローリングの直張り工法では、下地となるモルタル面に対して接着剤を使用します。

ウレタン樹脂系接着剤は、弾性があり、木質床材の伸縮や下地のわずかな動きに追従できるため、フローリング張りに適した接着剤です。正しい記述です。
 

選択肢2. 湿気の影響を受けやすい箇所におけるビニル床シート張りに、エポキシ樹脂系接着剤を用いた。

ビニル床シート張りでは、下地からの湿気によって接着不良や浮きが発生することがあります。

エポキシ樹脂系接着剤は耐水性や耐湿性に優れているため、湿気の影響を受けやすい場所で使用されます。

正しい記述です。
 

選択肢3. 縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、外壁のパネル間の目地のシーリングについては二面接着とした。

ALCパネルの目地シーリングでは、三面接着すると、シーリング材の伸縮が妨げられ、ひび割れや剥離の原因になります。
シーリング材が自由に伸縮できるように二面接着とすることが基本で、正しい記述です。

選択肢4. コンクリートの外壁面への仕上塗材の吹付け工事は、コンクリート下地の表面含水率が20%の状態で行った。

仕上塗材の吹付けを行う場合、コンクリート下地が十分に乾燥している必要があります。

表面含水率が高い状態で施工すると、水分が原因となって仕上塗材の密着性が低下し、ふくれ・剥離・変色などの不具合が発生する可能性があります。

一般的にコンクリート下地の表面含水率が10%以下の状態で施工しますので、この記述は不適当です。
 

まとめ

内外装工事では、材料の特徴を理解し、施工場所や下地条件に応じて適切な材料・施工方法を選ぶことが重要です。
仕上げ工事では「下地の状態が仕上がり品質を左右する」という点を押さえておきましょう。
 

参考になった数8