一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問29 (学科2(環境・設備) 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 令和7年(2025年) 問29(学科2(環境・設備) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

表に示す条件の、拡散性の高い室A、B、Cに、同じ音響パワーをもつ音源があるとき、それぞれの室内の平均音圧レベルの大小関係として、最も適当なものは、次のうちどれか。
問題文の画像
  • A > B > C
  • A > C > B
  • B > A > C
  • B > C > A

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

音圧レベルに関する問題です。

 

音響パワーから吸音力によるパワーを引くことで音圧レベルが求められます。

音響パワーを同じとした場合は吸音力が大きい方が音圧レベルが小さくなります。

吸音力=室表面積×吸音率なので

 

A:400×0.25=100

B:250×0.1=25

C:100×0.4=40

よって、音圧レベルはA<C<Bとなります。

選択肢1. A > B > C

誤りです。

選択肢2. A > C > B

誤りです。

選択肢3. B > A > C

誤りです。

選択肢4. B > C > A

正しいです。

参考になった数48

02

最も適当なのは、「B > C > A」です。

室内の平均音圧レベルは、音源の音響パワーが同じ場合、室内の吸音力が小さいほど大きくなり、吸音力が大きいほど小さくなります。

吸音力は、室内の壁や天井、床などが音を吸収する能力を表すもので、次の式で求めます。

吸音力=室表面積×平均吸音率

問題の条件から、各室の吸音力を計算すると、次のようになります。

室A:400×0.25=100m²

室B:250×0.10=25m²

室C:100×0.40=40m²

吸音力はA>C>Bの順に大きいため、平均音圧レベルは逆のB>C>Aとなります。

選択肢1. A > B > C

この組み合わせは不適切です。

室Aの吸音力は100m²、室Bは25m²、室Cは40m²です。

室Aは吸音力が最も大きいため、音が吸収されやすく、平均音圧レベルは最も小さくなります。

一方、室Bは吸音力が最も小さいため、音が室内に残りやすく、平均音圧レベルが最も大きくなります。

したがって、室Aの平均音圧レベルが最も大きいとする関係は誤りです。

選択肢2. A > C > B

この組み合わせは不適切です。

室Aの吸音力は100m²、室Cは40m²、室Bは25m²です。

音源の音響パワーが同じ場合、吸音力が大きい部屋ほど、音が吸収されて平均音圧レベルは小さくなります。

室Aは最も吸音力が大きく、室Bは最も小さいため、平均音圧レベルは室Bが最も大きく、室Aが最も小さくなります。

したがって、吸音力の大きい順番と平均音圧レベルの大きい順番を同じにしている点が誤りです。

選択肢3. B > A > C

この組み合わせは不適切です。

室Bの吸音力は25m²で最も小さいため、平均音圧レベルは最も大きくなります。

しかし、室Aの吸音力は100m²、室Cは40m²なので、室Aのほうが多くの音を吸収します。

そのため、室Aの平均音圧レベルは室Cよりも小さくなります。

したがって、室Bが最も大きいという部分は正しいものの、室Aと室Cの大小関係が逆になっています。

選択肢4. B > C > A

この組み合わせは適切です。

室Bの吸音力は25m²、室Cは40m²、室Aは100m²です。

室Bは吸音力が最も小さいため、音が吸収されにくく、平均音圧レベルが最も大きくなります。

室Cは室Bより吸音力が大きいため、平均音圧レベルは室Bより小さくなります。

室Aは吸音力が最も大きいため、平均音圧レベルは最も小さくなります。

したがって、平均音圧レベルの大小関係はB>C>Aとなります。

参考になった数1