一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問15 (学科1(計画) 問15)
問題文
公共建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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一級建築士試験 令和7年(2025年) 問15(学科1(計画) 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
公共建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 美術館において、紫外線カットフィルムを用いたハイサイドライトから自然採光によって展示室全体の均質照度を確保し、光量不足を補うためにLED照明による調光を行った。
- 保育所において、4階に保育室を設置するため、特別避難階段に準じた屋内避難階段の付室には排煙設備を設け、乳幼児が安全に一定時間待避できるよう十分な広さを確保した。
- 地域図書館において、児童開架室に設けたお話しコーナーは床座としたので、靴の履き替えをスムーズに行わせるために100mmの段差を設けた。
- 公民館において、避難所としての利用を想定し、マンホールトイレを避難時の居住エリアから離れた人目につきにくい場所に設置できる計画とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
公共建築物の計画に関する問題です。
正しいです。
美術館は紫外線によって作品が劣化しない計画とします。
自然光を利用し光量が不足する場合、照明を利用した対策は適切です。
正しいです。
屋内避難階段の付室は煙の侵入を防ぎ安全に待避できるスペースの確保を目的とします。
また、一定の規模や用途において設けなければならないものです。
正しいです。
児童が靴の履き替えを行う段差の高さとして適切です。
誤りです。
マンホールトイレはプライバシーには配慮した上で、防犯上の観点から人目につきやすい場所に設置します。
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02
最も不適当なのは、「公民館において、避難所としての利用を想定し、マンホールトイレを避難時の居住エリアから離れた人目につきにくい場所に設置できる計画とした。」という記述です。
避難所のマンホールトイレは、防犯上の安全性と利用のしやすさを考えて設置する必要があります。人目につきにくい場所では犯罪などの危険が高まるため、避難者が安全に利用できる場所を選ぶことが大切です。
この記述は適切です。
ハイサイドライトは、壁の高い位置に設ける窓のことで、自然光を室内の広い範囲に取り入れることができます。
美術館では、光に含まれる紫外線によって絵画などの展示品が傷むことがあるため、紫外線カットフィルムを使用して作品への影響を減らします。
また、自然光だけでは明るさが不足する場合もあるため、LED照明で明るさを調整し、展示室に必要な照度を確保する方法は適切です。
この記述は適切です。
保育所の4階以上に保育室を設ける場合は、火災などが発生したときに、乳幼児が安全に避難できる設備が必要です。
付室は、階段室と建物内部の間に設ける空間で、煙が階段室に入り込むのを防ぐ役割があります。
また、乳幼児は自分だけで素早く避難することが難しいため、付室には排煙設備を設けるとともに、安全に一時待避できる十分な広さを確保することが大切です。
この記述は適切です。
児童開架室は、子どもたちが自由に本を手に取って読める場所です。お話しコーナーは、絵本の読み聞かせなどを行うスペースで、床に直接座れるようにすることがあります。
床座とする場合は、靴を脱いで利用するため、床に100mm(10cm)程度の段差を設けることで、靴を脱ぎ履きする場所が分かりやすくなります。
また、段差によって靴を履く場所と床に座る場所を区別できるため、清潔な環境を保ちやすくなります。ただし、車いすを利用する人などが安全に出入りできるように配慮することも必要です。
この記述は不適切です。
マンホールトイレは、災害時に下水道のマンホールなどを利用して設置する仮設のトイレです。
避難所では、女性や子ども、高齢者など、さまざまな人がトイレを利用します。
トイレを人目につきにくい場所に設置すると、犯罪や事故が起きたときに周囲の人が気づきにくくなります。また、居住エリアから遠すぎると、高齢者や体の不自由な人が利用しにくくなります。
そのため、マンホールトイレは人目につきやすく、避難者が安全に利用できる場所に設置することが大切です。
さらに、トイレの中が外から見えないようにするなど、プライバシーにも配慮する必要があります。
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