一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問8 (学科1(計画) 問8)
問題文
建築物等の各部の寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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一級建築士試験 令和7年(2025年) 問8(学科1(計画) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
建築物等の各部の寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 集合住宅において、避難時に使用する共用階段は、階段の段裏から段鼻までの最小寸法を2mとした。
- ホテルにおいて、車椅子使用者用客室内の浴室は、浴槽深さを500mmとし、移乗台の高さとエプロン高さを450mmとした。
- 大規模な路外駐車場において、普通自動車用の一方通行の車路を幅3m、対面通行の車路を幅6mとした。
- 庁舎において、受付や窓口のカウンターは、高齢者、障害者等の利用に配慮し、ローカウンターの高さを700mm、ハイカウンターの高さを1,000mmとした。
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この過去問の解説 (2件)
01
建築物等の各部の寸法に関する問題です。
正しいです。
段裏とは階段を見上げた時に見える階段の裏側の部分です。
正しいです。
車いす使用者の利用する浴室はエプロンの高さは40~45cm程度で移乗台と合わせます。
浴槽の深さは50~55cm程度とします。
誤りです。
一方通行は3.5m、対面通行は5.5m以上の車路幅が必要です。
正しいです。
車いす使用者用のロ―カウンターの高さは700mm、ハイカウンターは900~1000mm程度が適当です。
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02
最も不適当なのは、「大規模な路外駐車場において、普通自動車用の一方通行の車路を幅3m、対面通行の車路を幅6mとした。」という記述です。
普通自動車用の路外駐車場の車路は、原則として、一方通行の場合でも幅3.5m以上が必要です。対面通行の場合は5.5m以上が必要なので、幅6mとした部分は問題ありません。
したがって、一方通行の車路を幅3mとした点が不適当です。
この記述は適当です。
階段では、上り下りするときに頭が上の階段や天井などにぶつからないよう、十分な頭上空間を確保する必要があります。
段裏とは階段を下から見たときの裏側、段鼻とは踏面の先端部分です。避難時に使用する共用階段では、段裏から段鼻までの最小寸法を2m程度確保することで、安全に通行できる頭上空間を確保できます。
そのため、最小寸法を2mとしたことは適切です。
この記述は適当です。
車椅子使用者が浴槽へ入りやすくするためには、車椅子から移乗台へ移り、そこから浴槽へ移れるように計画することが大切です。
浴槽のエプロンとは、浴槽の外側の立ち上がり部分です。エプロンの高さと移乗台の高さをそろえることで、体を大きく上下させずに移動しやすくなります。
車椅子使用者に配慮した浴室では、浴槽の深さは500~550mm程度、エプロンの高さは400~450mm程度が目安です。移乗台はエプロンと同じ程度の高さとします。
したがって、浴槽深さを500mm、移乗台とエプロンの高さを450mmとしたことは適切です。
この記述は不適当です。
路外駐車場では、自動車が安全に通行できるように、車路の幅が定められています。
普通自動車の場合、原則として、
一方通行の車路は3.5m以上
対面通行の車路は5.5m以上
とします。
この選択肢では、対面通行の車路を6mとしているので、5.5m以上という条件を満たしています。
一方、一方通行の車路は3mしかありません。必要な3.5m以上を確保できていないため、この部分が誤りです。
なお、駐車料金の徴収施設に接し、歩行者が通行しないなど一定の条件を満たす一方通行部分には別の基準がありますが、一般的な一方通行の車路は3.5m以上とします。
この記述は適当です。
受付や窓口では、立ったまま利用する人だけでなく、車椅子使用者や椅子に座って利用する人にも配慮する必要があります。
ローカウンターは、車椅子使用者などが利用しやすいように、上端の高さを700mm程度とします。また、車椅子のひざや足がカウンターの下に入るような空間も確保します。
立った状態で使用するハイカウンターは、上端の高さを1,000mm程度とするのが一般的です。
したがって、ローカウンターを700mm、ハイカウンターを1,000mmとしたことは適切です。
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