一級建築士 過去問
令和7年(2025年)
問1 (学科1(計画) 問1)
問題文
建築及び都市の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
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一級建築士試験 令和7年(2025年) 問1(学科1(計画) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
建築及び都市の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現のため、建設リサイクルの高度化、良好なストック形成、インフラの長寿命化のほか、空き家活用、地域交通、二拠点居住等による循環資源に資する地域生活圏の形成などが目指されている。
- ウォーカブルシティは、歩いて暮らせる都市づくりを目指すものであり、「まちなかウォーカブル推進事業(国土交通省)」などにより、居心地が良く歩きたくなる空間づくりが推進されている。
- アフォーダンス理論では、知覚者が何かの行動をできそうだと感じるよう引き出す、環境が備えている資質をアフォーダンスと呼び、知覚されるアフォーダンスは知覚者の性格や経験、能力、要求等によって異なると説明されている。
- フェーズフリーデザインは、障害の有無、年齢や性別、体型、出身、身体や認知機能等の差によらず、できるだけ安全かつ便利に利用しやすいようにあらかじめ配慮されたものであり、公共施設等の整備の理念として広く普及している。
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この過去問の解説 (2件)
01
建築及び都市の計画に関する問題です。
正しいです。
サーキュラーエコノミーとはストックの有効活用、空き家活用などにより資源循環させる経済システムです。
正しいです。
ウォーカブルシティとは歩きやすい街、空間づくりを目指すものです。
正しいです。
アフォーダンス理論とは心理学において提唱された理論で、視覚が感じさせられるものであり、知覚者によって異なります。
誤りです。
フェーズフリーデザインとは日常時において使用するものを非常時においても役立つようにデザインしたもので、防災に関する用語です。
設問の記述は「ユニバーサルデザイン」についての説明ですので誤りです。
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02
最も不適当なのは、「フェーズフリーデザインは、障害の有無、年齢や性別、体型、出身、身体や認知機能等の差によらず、できるだけ安全かつ便利に利用しやすいようにあらかじめ配慮されたものであり、公共施設等の整備の理念として広く普及している。」です。
この説明は、フェーズフリーデザインではなく、ユニバーサルデザインの説明に近い内容です。フェーズフリーデザインは、日常時と非常時の区別をなくし、ふだん使っているものや空間が、災害時などにも役立つようにする考え方です。
これは適当です。
循環経済とは、資源を使い捨てにせず、できるだけ長く使い、再利用し、廃棄物を減らしていく考え方です。
建築や都市の分野では、建設資材を再利用すること、長く使える建物をつくること、インフラを長持ちさせることなどが大切です。また、空き家を活用したり、地域交通を整えたりすることも、地域の資源をむだなく使うことにつながります。
これは適当です。
ウォーカブルシティは、車だけに頼るのではなく、歩いて移動しやすく、過ごしやすいまちを目指す考え方です。
道路や広場、公園、建物のまわりなどを整え、人が歩きたくなる空間をつくることが重視されます。単に歩道を整備するだけでなく、休める場所やにぎわいのある場所をつくることも含まれます。
これは適当です。
アフォーダンスとは、環境や物が人に対して「こう使えそうだ」「こう動けそうだ」と感じさせる性質のことです。
たとえば、椅子は「座れそうだ」と感じさせ、取っ手は「引けそうだ」と感じさせます。ただし、同じ物や空間でも、使う人の経験や能力によって感じ方が異なることがあります。そのため、建築や都市の計画では、人の行動を自然に導く環境づくりが大切になります。
これは不適当です。
この説明は、ユニバーサルデザインの内容です。ユニバーサルデザインは、年齢、障害の有無、性別、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの人が使いやすいように、最初から配慮して設計する考え方です。
一方、フェーズフリーデザインは、日常時と非常時の区別をなくす考え方です。ふだん使っているものや場所が、災害時などの非常時にも役立つようにします。
たとえば、日常ではベンチとして使い、災害時にはかまどとして使える設備などが、フェーズフリーの考え方に近い例です。
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